ボルヘス会 (Borgiana Japan)
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アルゼンチンが生んだ世界的な詩人、そして小説家のホルヘ・ルイス・ボルヘス (Jorge Luis Borges)。2000年9月に発足した「ボルヘス会 (Borgiana Japan)」は、ボルヘスの知的で幻想的な作品に魅せられ、職業や関心事などのジャンルを越えたメンバーからなる異色の集まりです。

ボルヘス会について

ボルヘス会は1999年のボルヘス生誕100年記念祭をきっかけに発足し、会報「迷宮」の刊行のほか、多くの講演会や研究会などを開催しています。

事務局は早稲田大学教育学部 野谷文昭研究室におかれています。

ボルヘス会発足の挨拶 (2000年9月)

昨年、ボルヘスを愛する有志により日本独自のボルヘス生誕百年記念祭を催してから、早くも1年が経ちました。記念祭終了後、ボルヘス会すなわち開催実行委員会を解散してもよかったのですが、研究者、詩人、作家、版画家、美術評論家、翻訳家、元外交官など、職種や関心のジャンルを越えたメンバーからなる異色の集まりを存続させたいという声が上がり、話し合った結果、新たに会を発足させることで意見の一致をみました。とかく熱しやすく冷めやすいと言われる日本人ですが、どうやら例外もあるようです。

この会をアカデミックな学会にしてはどうかという意見もあったのですが、それではメンバーが限られてしまいますし、また異質な顔ぶれがいてこそボルヘスの全体像に迫ることが可能となるのではないかとの考えから、あえて緩やかで柔軟な会を目指すことになりました。

ボルヘスというのは誰もが自分だけのものにしておきたいと思う作家です。しかし、ボルヘス自身は開かれた作家でした。彼は、文学を愛する人間なら誰でも受け入れ、文学は世代を超えて引き継がれることにより永遠のものとなるばかりか、そうすることで人も不滅になると考えていました。ボルヘス会がこうしたオプティミズムを共有できる会になればと思います。

2000年9月
会長 野谷文昭

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